ちゃんと連絡してよ! またね! きっと私、貴方の存在だけは忘れられない.... 今でも消える事はないよ 一度もないよ 貴方が私の中に現れない日 瑠璃『じゃあ・・・いってきます』 亜美「いってらっしゃい♪気を付けてね!」 瑠璃『うんっ』 亜美「アメリカ行っても頑張ってよ?」 瑠璃『・・ありがとう』 亜美「物騒なんだから・・ちゃんとやってよね!」 瑠璃『当たり前じゃんっ』 亜美「いや・・瑠璃は判んないよ?」 瑠璃『えぇ!!何でよぉ!』 亜美「あははは☆」 この日、瑠璃は留学先アメリカへ旅立つ日だった。 昔から凄く仲がいい亜美が心配しながらも見送りに来てくれて新しいドアを開けようとしている亜美を励ましてくれていた。 亜美「連絡してよ!?」 瑠璃『もちろんっ』 〜♪・・・ロサンゼルス行きの・・ 瑠璃『あっ!』 亜美「・・じゃあ・・・またね!」 瑠璃『うんっ・・また・・!』 亜美「また次、帰ってくる時会おうね!待ってるから。」 瑠璃『うんっじゃあね』 亜美「頑張って来てね!!!」 瑠璃『・・・ッ・・ありがとう!いってきます!』 これが亜美との最後の会話だったとは....。 この時、瑠璃は次がまたあるんだ!と普通に信じていた。 言うならいつもの通り次がある!と決め付けて、その事について深くも考えてなかった。 ---------- (何か寂しいな....でも頑張らなきゃだし!) 瑠璃は飛行機に長く乗っていて、やることもなくボーッとしていた。 すると突然、亜美と話していたある話題が瑠璃の頭をよぎった。 亜美「私さぁ・・最近よく事故見るんだ」 瑠璃『え?』 亜美「何かよく事故現場目撃するんだよ!今まで全くだったのにさぁ」 瑠璃『何それ?危ないんじゃないの?亜美が事故ったとかシャレにならないから・・気を付けてよね!』 (・・・・なんで今こんなお話思い出したんだろう? 最近になってよくみるとか・・・本当危ないよね!亜美。) なぜかふと頭がよぎった。ただそれだけの事だったが、瑠璃は怖くなった。 そして・・・その少しよぎった事が凄く気にかかってしまった。 しかし人の感情とは一時的なもので、アメリカに着いた瑠璃は目の前の事でいっぱいになっていた。 ついさっきまで頭をよぎり、気になった事なんて忘れて目の前の事に夢中になっていたのだ。 (ここだよ!私の新しい世界) 瑠璃はこれからの事を楽しみに、そして期待する事だけに感情が向いてしまっていた。 ---------- これから自分の家となる場所に着いた瑠璃は状況報告をしようと亜美に電話をかけた。 (とりあえず亜美に報告しなきゃだもんね!) ♪〜〜♪〜♪ 『‥…‥あれ?おかしいな…;』 何コール待っても、何回かけても亜美は出なかった。 しかし瑠璃は今はただ忙しくて出られないのかな?と安易な考えで、また機会をかえれば出るものだと思っていた。 今考えると―・・ なぜそんな安易な考えを信じていたのだろう。 なぜそんな考えを信じてられたのだろうと瑠璃は思っていた。 よく考えれば、毎回電話もメールも驚くほどすぐに反応してくれる亜美と言う事を頭においていれば異変に気付かないはずはなかった。 それほどまでに瑠璃は新しい扉の向こう側で浮かれていた。 それからしばらく経っても亜美からの連絡がくる事はなかった。 しかしある時―・・・突然瑠璃の携帯に一本の連絡が入った。 “亜美が事故で亡くなった―…‥” 瑠璃は時間が止まったように感じた。状況がよく飲み込めなかったのだ。 話によると―… 空港に見送りに行った帰りに事故にあって、病院で懸命の治療の結果も虚しくそのまま・・と言うことだった。 瑠璃はどうしても信じる事が出来なかった。 (亜美が死んだ!? そんな・・・ッ・この間まで普通に私と笑って・・・馬鹿話して・・亜美は私の隣にいたのに!? 信じらるわけないよ....。) 瑠璃はそれから亜美の連絡をずっと待った。 (ねぇ?亜美・・・私、連絡待ってるんだよ・・・?早く声聞かせてよ・・?) そんな瑠璃の気持ちとは裏腹にいくら時間が過ぎても事実がかわるハズもなく・・時間だけが過ぎていった。 瑠璃は何もやる気が起きず、ただ繰り返される生活に身をおいているだけだった。 瑠璃の中で亜美は予想以上に支えになっていたのだった。 ---------- (何もやる気が起きないよ・・亜美・・・・。) 何を思っても現実は変わらない。それが瑠璃にとってつらい事だった。 思い出がいっぱい頭をよぎる中、新しい土地で生活するのは瑠璃にとって耐える事が出来なかったのだ。 ある時瑠璃はふとあるものを見つけた。 瑠璃『ぅ・・・ッ・・亜美ッ・・・・・ッ』 それは空港で別れる間際に手渡されたマスコットのストラップだった。 亜美に“頑張ってね!”そういって渡されたもの・・・。 (これを渡してくれた時の亜美はこんな私を望んでいなかった。 いつまでも、こんな自分じゃ駄目なんだ・・・。) 瑠璃はその時の亜美を思い出すと、そう思えた。 (私・・これからでも変わっていけるかな?) 亜美からもらったストラップによって瑠璃は元気を取り戻せる事ができたのだった。 それ以降も瑠璃は亜美からもらったマスコットが元気の源となっていた。 もちろん悲しさはなくならなかったが、落ち込んだ時・・・ “亜美が望んでる私はこんなんじゃない”そう思うと頑張ろうと思えたのだった。 ------------ ねぇ亜美?! 亜美が望む私は頑張っている私!そう信じてこれからもやっていくよ。 やっていく事が私が出来る事だと思うから... “私の中で亜美はずっと生きている” 簡単なようで、凄く難しい言葉だけれどやっと判った気がするよ。 私の中で亜美が死ぬ事はないよ。 それは思い出の人じゃなく私を成長させてくれる人として ずっと....私の中に。 オリジナルはて難しいですね。最後がまとめられません。 結局前回よりも何が言いたいのか変わらない作品になってしまった気がします。 何がしたいのか!?私。 ホントに自分の文才のなさと語意力のなさに呆れるばかりです(お勉強だ!) 自己満でもひどすぎる・・・わかっているので批判はお許しください(涙) 伝えようとした意味を・・・人の死は意味のあるものなのですよ! ・・・結局物語にしない方が伝えやすいのか私? ここまで読んでいただいた事だけで感謝なのです! ありがとうございました☆ 2006.11.29